FCフランチャイズ考察Host Manual
Document 02

司会者の業務と取材の心がけマニュアル

司会者の役割は、出演者に強い言葉を言わせることではありません。体験、認識、手元資料、記憶、意見を分け、視聴者が加盟前に確認できる質問へ変換することです。

1. 司会者の基本姿勢

01

誘導しない

「こうですよね」と結論へ運ばない。確認仮説は出してよいが、必ず「違っていたら直してください」と添える。

02

本音を聞く

怒りを煽るのではなく、当時何を期待し、何に困り、どこで認識が変わったかを聞く。

03

質問へ変える

最後は「これから加盟する人は何を聞くべきか」に戻す。番組の持ち帰りは怒りではなく質問。

2. 収録前の未収録確認

録画ボタンを押す前に、必ず5〜10分だけ確認します。ここで危険発言を減らすと、ノーカット公開が現実的になります。

収録前

読み上げ文

今日はありがとうございます。 この収録は、相手を罵倒する場ではなく、現場で何が起きたかを整理する場です。 個人名、店舗名、住所、正確すぎる日時は出さないでください。 分からないことは、分からないで大丈夫です。 資料で確認できる話と、記憶ベースの話は分けてください。 推測は推測として話してください。 危ない表現が出たら、こちらで一度止めます。 その場合は、落ち着いて言い換えて続けましょう。 公開前に、個人特定につながる情報やピー音箇所は確認します。

3. 70〜90分ノーカット収録の進行

0〜5分番組の前提、免責、公開範囲。批判目的ではなく判断材料を集めると明示する。
5〜20分出演者のバックグラウンド。職歴、スキル、営業経験、管理経験、事業経験、当時の状況。
20〜35分加盟理由。なぜFCを選んだか、他の選択肢、説明会で魅力に感じた点、不安だった点。
35〜55分コミット量。資金、時間、現場稼働、営業、採用、改善努力。副業感覚か本業並みか。
55〜75分運営実態。売上、利益、人員、本部支援、既存加盟店、契約終了条件、説明とのズレ。
75〜90分加盟前に聞くべき質問へ変換。視聴者が持ち帰るチェックリストを作る。

4. 深掘り質問セット

人と能力を聞く

  • 加盟前はどのような仕事をしていましたか。
  • 営業、採用、数字管理、現場運営の経験はありましたか。
  • 自分では、このFCをやれると思った理由は何でしたか。
  • 家族や周囲には、どのように説明していましたか。

活動量を聞く

  • 週にどれくらい時間を使っていましたか。
  • 現場にはどれくらい入りましたか。
  • 営業活動、地域開拓、採用はどの程度やりましたか。
  • 資金面では、当初想定と比べてどうでしたか。

説明と理解を聞く

  • 契約前に一番魅力に感じた説明は何でしたか。
  • 売上や利益の説明は、実売上として聞きましたか、推定値として聞きましたか。
  • 契約終了時の費用について、どの程度説明を受けた認識ですか。
  • 既存加盟店に直接聞く機会はありましたか。

モデルを聞く

  • このFCは、どこで利益が出る仕組みだと理解していましたか。
  • その勝ち筋は、実際に再現できましたか。
  • 加盟前に聞いていたモデルと、現場で見えたモデルに差はありましたか。
  • 違うブランドの出演者にも同じ質問を使います。

5. 危険発言の止め方

場面司会者の言い方
個人名が出たすみません、個人名は伏せましょう。「担当者」や「本部側の方」という表現でお願いします。
店舗名が出た店舗名は伏せましょう。「関東の店舗」「地方の店舗」のようにぼかしてください。
犯罪断定が出たそこは断定ではなく、「説明が十分だったか疑問」「当時の理解と違っていた」という表現にしましょう。
怒りが強いお気持ちは分かります。ただ、公開動画なので、事実関係に戻しましょう。その時、具体的に何が起きましたか。
資料がないありがとうございます。ここは記憶ベースの話として整理します。資料で確認できる部分は別で確認しましょう。

6. クロージング

締め

最後に読む文面

今日の話は、あくまで一つの体験です。 重要なのは、誰かを一方的に断罪することではなく、加盟を考える人が契約前に確認できる質問を持つことです。 最後に、今から加盟説明会に行く人へ、これだけは聞いてほしいという質問を3つ挙げるなら何ですか。